今週の本棚 ②

 2020.11.7 土曜日の紹介本には、外れがなかった。外れってなに?と言えば、全くの自己中心的な興味に沿うかどうかという意味ですが(笑)

全部で13冊、とても読めそうにないけどダイジェスト版を読んで得した気分です。

いくつか書き留めておいて、あとで本屋さんに行った時の参考に。また積読の記録です。

バブル 山口ルミ子 

男社会の中で会社人間として生きた女性たちの記録を通して、同じような境遇の中で結果的に会社を退社、乳がんを患い、お金も健康も失った作者の再生の記録。 

インビジブル 坂上泉

1954年大阪の連続殺人事件をを追う2人の警察官のを中心にした警察小説。1954年は地方警察と都道府県警察が一元化され、また、防衛庁設置法・自衛隊法が交付された年で、代議士秘書の殺人事件が発端の小説らしい。書評者は学術会議の任命から外された東大の加藤陽子さん。

食はイスタンブルにあり 鈴木菫

イスタンブールではなくイスタンブル、シシカバブではなくシシュ・ケバブ。世界3大料理の一つと言われるトルコ料理に私は接したことがない。トプカピ宮殿の台所は何だか美味しそうなのかも。

八月の銀の雪 伊与原新

科学の視点が物語を豊かにしていると書評されていた短編集。就職活動が失敗続きの男子学生が、コンビニでバイトしながら日本で地震の研究をしているベトナムの女子留学生と知り合うなど。疲れた心に良さそう。